北口本宮冨士浅間神社

参道（左）大鳥居（右）

御祭神　木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)、彦火瓊瓊杵尊、大山祗神

北口本宮富士浅間神社は、日本武尊が大塚丘にて富士山を遥拝されたことを起源として、後に現在の位置にお社を遷して、火山鎮護のために、木花開耶姫命がお祀りされました。 スラッと伸びる樹齢何百年の巨大な杉が立ち並ぶ参道は、シンと引き締まった透明な空気が充満しています。 木々の根のそばある苔むした灯籠を眺めつつ、しっとり瑞々しい酸素をたくさん取り込んで。 偉大な富士山のために建てられた大鳥居、そして、歴史の重みを感じるあせた味わいの拝殿など、その一つ一つの建造物は、悠久の時を刻み続ける美しさがあります。 そっと目をつぶり、風や光、音を感じてみましょう。衰えようとする魂を奮い立たせる生命力、細胞が甦るような清々しい空気は、澱のように溜まった疲れを吹き飛ばして、物事や関係を生み出す力を授けていただけそうです。 また、200mほど離れた場所には、北口本宮冨士浅間神社の創始の場所、大塚丘があります。 武神　日本武尊の逞しく突き進む力を授かり、日常生活の行動力に生かしましょう。

新屋山(あらややま)神社

鳥居（左）拝殿（右）

御祭神　大山祇命　天照皇大神　木花開耶姫命

新屋山神社は、富士山の北東、富士吉田市の原生林が生い茂る小高い丘にたち、地元では「ヤマノカミサマ」と呼ばれ、願い事をよく叶えてくださる神様として有名です。また、山の神は万物の成長、発展、繁栄を司るため、また、レイラインという気の流れが取り上げられたことにより、金運の神社としても人気があります。 緑に映えるインパクトのある鳥居をくぐり抜けると、空気がグッと濃縮されるように、神聖な厳かさが増していきます。自然や空気の変化を受け取れるように、感覚をよく研ぎ澄まして。 神職さんによるお祓いを受ける時は、心を落ち着かせ、息を鼻から吸って、口から吐いて、深い呼吸を繰り返して、力のあるご神気を全身に送り込みましょう。 また、こちらには御神石という、神様にお伺いをたてる石があります。 長々と伝える質問ではなく、はい、いいえ、という答えになるような質問の仕方で、生活の指針として受け取るのがおすすめです。

新倉(あらくら)富士浅間神社

本殿（左）忠霊塔（右）

御祭神　木花咲耶姫命　大山祇命　瓊瓊杵尊

甲斐国八代郡荒倉郷の氏神として大切に守られてきた新倉富士浅間神社は、災除け・家庭円満・安産・子育ての守護神です。石段や坂道は少し体力がいりますが、春はおよそ300本という桜の花が神域に咲き誇り、全体が柔らかなピンク色に包まれています。晴れた日は高台から富士山を一望。桜のピンクと青空、雪帽子をかぶる富士山は、明るい希望や未来を予感する開放的な絶景です。 美しい景色を眺め、意識を高く心の隙間が広がる感覚を、全身で感じてみましょう。